手ぶらで生きる。(著:ミニマリストしぶ)を読んだら、物の減らし方、物を持つリスクがわかる

モノを減らす




自分のやりたいことをするために、無駄を見つけてそぎ落とす人。それがミニマリスト



ミニマリストはただただ物が少ない人というわけではないらしい。


やりたいことの邪魔になる物や事に気がついて、

それをそぎ落として、

今まで無駄な物に向けていたエネルギーを

やりたいことに使おうという生き方。

しぶさんが目指すミニマリストは、

他人ではなく、自分目線で生きること

を指している。


物をもたない基準・取り入れる基準がわかる

2018年に初版発行しているので、

その頃の生活スタイルを基準に書かれている。


著者のしぶさんの家には物がほとんどなく、

昭和の三種の神器と言われたうちの二つ、

テレビや冷蔵庫までないのだから、気合が入っている。



冷蔵庫が無いなら、電気代も置くスペースも不要なのだから、

お金が出ていかないことは容易に想像がつく。


しかし、冷蔵庫がないなんて、

今までの常識からはぶっ飛んだ生活。

いったいどんな生活よ?不便しか思いつかないわって思うけど、

新鮮な食品は適量しか買って帰れないから、

買いすぎることは防げるし、

安売りで買い過ぎた食品を冷蔵庫の中で無駄に腐らせてしまう心配もないし、

お財布にも優しくて、

一人フードロスゼロ生活になっている。



収納は持たないようにしている

備え付けの家具に入るだけの物しか持たないようにしているしぶさん。

私は、賃貸3LDKに住んでいて、

洋服ダンスもクローゼットも手放せない。

家族4人だから、1人暮らしのしぶさんと同じ生活ができるわけはないと思っている。

でも、

しぶさんが私と同じ状況だったら、

きっともっと物は減らせているのだろうと思う。


購入する前からすでに手放す時のことを考えている

しぶさんはこれを「出口戦略」と呼んでいる。

売る・譲る・使い切るが「良い出口」で

捨てる・使わないのに持ったまま眠らせるのが「悪い出口」らしい。


私なんか、

買う時に売ることまで考えて買ってないので、

何気なく買っていたら、

すべて悪い出口へ向かっていってしまう。

せめて使い切ることを考えて買うことが

ハードルの低い買い方だろうか。



なんせ、

欲しいと思ったら、

「買いたい!」という気持ちしかわかない私には、

驚きしかない。



しぶさんはYouTubeも出している


私は最初YouTubeでしぶさんを知った。

物へのこだわりが面白くて、

自分にとってどれくらい良い仕事をしてくれる物なのかをすごく考えてモノを所有している。



だから、

しぶさんの買い方は、ただ「欲しい!」ではない。



自分にどれだけの得と幸せを提供してくれるモノなのかをじっくり品定めして購入している。

そこに、

金額の高い安いは無い。

必要だと判断すれば、高くても購入するし、

不要だと判断すれば、無料でも手に入れるつもりは全くない。



その判断基準が爽快すぎて、観ていたら面白い。


だが、

過去のYouTubeは何年前だったかしぶさんご本人が全て消してしまったので、

何度も見返して物を捨ててきた私には、残念である。

しかし、今現在、また新しいYouTube動画が上がっているので、

気になる方は見てほしい。


生活スタイルから考え方まで、

赤裸々に語ってくれるので、

とても参考になる。




まとめ  この本は「他人ではなく、自分目線での生き方」を提案している


ミニマリストとしてのしぶさんの経験やアドバイスを通して、

自分らしく生きるためにエネルギーを使う先を教えてくれる本である。


私も、だいぶ影響を受けてモノを減らしてきたが、

いまだに机の上は乱雑にモノが置いてある。



片づけてもリバウンドしてしまうのだ。

定位置に物を返せないのは、

ズボラな性格なうえに、

やはり物が多すぎて面倒くさくなってそのまま放置してしまうからだ。
物を減らすことに成功しているリビングでは、

定位置に戻すことが簡単にできるし、

散らかってもすぐに片付くので、

物が多すぎるのが片付かない要因なんだと思う。

それでも、

昔に比べたら

徐々にモノが減っているし、

こうやって、パソコンを打つ時間ができているのだから、

ミニマリストを目指して無駄をそぎ落とすと、

時間が増えることを実感する。


気になる方は

是非読んでみていただけると嬉しい。





中古本が嫌でなければお安く手に入る。

さらに読み終えて売ってしまえば、

知識もお金も手に入る。

これこそ出口戦略を考えた買い方だ。うっしっしである。(しぶさんに印税が入らないけどね)




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