「今の自分」に何が必要なのかを考えるようになった
物が溜まっていく一方の頃の私は、
「捨てないことがモノを大切にしていること」
だと思っていました。
押し入れに入りきらないモノたちを
「邪魔だな」と怒りの目で見ている事に全く気がついていませんでした。
だけど、
「捨てられるわけがない!!」と思っていた物たちを
「要か不要か」で判断して、
不要だと判断した物をどんどん捨てていくにあたって、
空いていく部屋のスペースが心地良くなっていきました。
さらに、もやもやしていた気持ちが晴れていく感覚が生まれてきました。
たくさんの物に埋め尽くされた環境で、
物を捨てていくことは、
「今の自分」に何が大事なのかを、
物を通して見極めていく修行のようなものだと思います。
物を安易に買わなくなった
なんせ、捨てる作業の辛いこと、辛いこと(涙)
一度は気に入って買って帰ってるわけですから、
捨てたいわけじゃない!!!
でも、
物を家に入れれば入れるほど、
空間は占領されていくわけで、
自分の家での行動範囲を制限されてしまうようなもの。
カフェやホテルが居心地が良いのは、
洗練されたモノたちが、
ゆったりと、
手入れされた状態で
そこに居るから。
私の部屋のように、
多種多様な物たちを、
なんの手入れもなく、
ただそこにドンって置かれている居心地の悪い空間ではないんです。
自分には
1日24時間という限られた時間しかないのだから、
その時間を使っても良いって思えるほどのモノでなければ、
家に居れてはいけません。
限りある命の自分の時間はとても大切なんです。
それこそ、「タイムイズマネー」です。
平等に与えられた1日24時間という時間は
お金を出しても増やすことはできません。
その、お金で買えない時間、
1日24時間を、
どう使うのか。
「物とひとつひとつ向き合って、
物を減らしていく作業」を通して、
自分にとって本当に大切なモノに気づく修行です。
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